こだわり

 ”木を木材にする”一言で言えばとっても簡単に思えます。でも、そこにたどり着くためにはまず、木を育てる山づくり「環境整備」からこだわっていかなければと、私たちは考えます。
私たちが使用する木は樹齢五十年余りのもの。木が健康であるためには山の手入れも必要なのです。ガーデニングや家庭菜園に置き換えて想像すると、ちょっとわかりやすくなるかもしれません。木全体に十分な光が当たるように、木と木の間を広くするために間引きを行う。そうすることで木々の成長を助けるだけでなく、地面の草花も成長を促され土の保水力が高まり、土砂災害にも強くなります。

私たちがすまいに使用する木材は、近くの山で湿度や温度の変化など五十年余り四季を経験し育った気を9月頃から2月頃までの「伐り旬」と言われる時期に伐り倒します。その後、葉を付けたまま山で乾燥させる「葉付乾燥」を3ヵ月ほど行い搬出、粗挽き製剤して1年から2年の時間をかけてじっくりと乾燥させる「天然乾燥」を行っています。
なぜ、そんなにてまひまをかけるのか。
理由はひとつ、「住む人にとって、良いことだから」。じっくりと天然乾燥させた木は、本来持ち合わせている特徴を余すこと無く発揮することができるので、油分が保たれ粘り強く、香りがよく艶があり、年をとるほどに味わいを増します。